その日

晩酌家

2009年04月29日 15:12

義兄が逝きました。

まだまだこれから・・・という年です。

本人もすぐにでも退院して

仕事をバリバリするつもりでいました。

治るつもりでいました。

頑張り屋の人で、

かなりの痛みもあったはずなのに

泣き言一つ言わなかったそうです。

「その日のまえに」

この本は何ヶ月か前に読みました。

とっても重く感じて、読み終わった後も

何だかやりきれない気持ちで一杯でした。

義兄は自分が逝くのも知らずにいたので

その日の準備もしていなかったと思います。

こんなに身近にその日を待つ人がいて

こんなに早くにその日が来るなんて・・・。

最後は苦しまずに眠るように亡くなったそうです。

とっても安らかな顔をしていました。

姉も気丈に振る舞っていましたが

これから日一日と、いないことに気づかされるのかと思うと

胸が痛くなります。

娘が3人・・・もう皆、成人して子供もいます。

義兄も姉が暮らしていく術をしっかりと残して逝きました。

この娘達、そして孫達がきっと心の支えとなってくれるでしょう。

私もしぱらくは生前の元気な義兄を想い

思い出に浸りたいと思います。

お義兄さん・・・

心配しないでゆっくり、安らかにお眠りくださいね。


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